施設紹介 FACILITY

子どもたちのために、もっとやさしい空間へ。
この度、室内環境や園庭を改修し、子どもたちがより快適に過ごせる空間を整えました。
音環境や床のクッション性、園庭のビオトープなど、
そのひとつひとつには、子どもたちが安心して遊び、学べる場所で
健やかに成長できるよう願いが込められています。

子どもの声が届く、先生の声も優しく響く保育室 音環境の改善
以前は室内の音が反響し、子どもたちの声が聞き取りづらく、先生も大きな声を出さなければならない状況でした。これが原因で、子どもたちの集中力低下や、先生達も頭痛などの問題が生じていました。
そこで、熊本大学による調査や実験を行い、部屋の平米数や高さから計算された最適な量の吸音材を壁や天井に埋め込み、音環境の改善に取り組みました。

… 吸音材を埋め込んでいる部分
これにより、子どもたちの声がクリアに届き、先生も大きな声を出す必要もなくなり、優しい声が響くようになりました。音に敏感な子ども達もとても落ち着いて過ごせるようになり、先生達もよりストレスなく保育ができる環境が整いました。

健やかな成長をサポート年齢別でこだわった床材
子どもたちが安心して遊べるよう、クッション性のある床材を使用しています。3歳児には厚め、4〜5歳児には薄めの床材を選び、それぞれの成長に合わせた安全な環境を提供。股関節や膝への負担を軽減し、転んだ時も優しく支える感触が感じられます。すべては、子どもたちが健やかに成長できるようにという思いから。未来を支える大切な一歩を大切にしています。

自分で選んで、遊びを深める力を育む可動式の道具棚
子どもたちの主体的な遊びを支えるため、可動式の道具棚を活用しています。棚の配置で空間を区切ることで、子どもたちは自分で遊びを選び、集中してやり切る経験ができます。この「選ぶ・やり切る」体験は、自己肯定感の向上や落ち着きにもつながります。また、遊びを広げるには先生方の関わりも欠かせません。子どもの興味に寄り添い環境を整えることで、遊びはより深まり、豊かな学びへとつながります。

都会の中で自然とふれあい、地域とつながる園庭 OUEIの森
「OMKプロジェクト(OM=思いを、K=カタチにするプロジェクト)」の一環として新設された園庭のビオトープ「OUEIの森」は、「都会で自然とふれ合う」をテーマに誕生しました。園長や職員が自ら樹木を選び、子どもたちが自然の中で遊べる環境を丁寧に作り上げました。この園庭は、園内だけでなく地域にも開かれた場所にしていきたいと考えています。地域のコミュニティの場として、みんなで育てていくという思いが込められています。
また、熊本地震で崩れた熊本城の瓦や、USJのハリーポッターエリアを手がけた職人による壁面など、細部にもこだわりが詰まっており、歴史や地域とのつながりを感じられる特別な空間となっています。

すべては、子どもたちが自然と触れ合い、地域とのつながりを感じながら、共に成長できる環境を提供するために。 この園庭が、子どもたちにとってただの遊び場ではなく、心を豊かにし、成長を支える大切な場所となり、地域との絆も深める場となることを願っています。





かくれハートを探してみよう!
OUEIの森には、ちょっとしたサプライズがあります。施設内に隠された「王栄のハート」を探してみてください!遊びながら見つけたら、きっと嬉しい発見になるはず。ぜひ園に来て、子どもたちと一緒に探してみてくださいね。

明かりを灯し、地域と繋がる園舎夜のライトアップ
夜になると園舎がライトアップされ、地域の街並みに温かい明かりを灯します。これは単なる装飾ではなく、「地域密着型」の一環として考えています。「地域に明かりを」という思いを込めて、園舎が夜空に優しく光り、周囲の皆さまに安心感を与えるとともに、地域とのつながりを感じていただける場にしたいと思っています。昼間だけでなく、夜の園舎もぜひご覧ください。

園舎に刻まれたキリストの教え壁面のマーク
当園の園舎外壁には、13個のマークが刻まれています。 これらのマークは、それぞれキリストに関係した意味を持ち、園の精神を象徴しています。愛と平和の教えを大切にし、子どもたちが成長する場にその思いを込めています。園にお越しの際には、その一つ一つのマークに込められた意味を感じていただければと思います。